仕事が終わると、
体のあちこちが痛む。

「もう若くないから仕方ない」

そんなふうに、体の不調を
年齢のせいにしていませんか?

私も以前はそうでした。

仕事で疲れた足や、
痛みを感じる背中。

それでも、年齢を重ねれば
仕方のないことだと
考えていたのです。

しかし、あるとき私は、
自分自身に疑問を持ちました。

「なぜ心は大切にするのに、体には同じように目を向けないのだろう?」

その疑問が、私の生活習慣を
見直すきっかけになりました。

今回は、私が体の不調と向き合い、
自分なりに始めた習慣について
お話ししたいと思います。

心と向き合うようになって気づいたこと

40代後半の頃、私は
コピーライティングの本と出会い、
言葉の大切さを知りました。

それまで読書習慣がなかった私は、
本を1行だけ読むことから始め、
少しずつ読書を習慣にしました。

言葉を知るようになると、
自分の考えを整理することにも
以前より余裕を感じるように
なっていきました。

そのときの経験は、
「読書が続かない人へ|40代後半の私を変えた『1行だけ読む習慣』」
という記事で紹介しています。

自分はなぜ悩んでいるのか。

どうすれば問題を
解決できるのだろうか。

そんなことを考えながら、
自分の心と向き合う時間が
増えていったのです。

そして、ある日ふと思いました。

心の問題には、
こんなにも向き合っている。

それなのに、なぜ体については
深く考えてこなかったのだろう。

心と同じように、
体にも目を向けるべきでは
ないだろうか。

そんな疑問が生まれました。

工場勤務で感じていた足のけだるさと背中の痛み

私は長年、工場で働いてきました。

仕事柄、足全体には
いつもけだるさを感じていました。

さらに、仕事で無理な姿勢が
続くこともあり、
背中にも常に痛みがありました。

仕事を終えて部屋に戻ると、
軽くマッサージをする習慣は
以前からありました。

けれども、ストレッチを
習慣にすることは
ありませんでした。

体の痛みを感じても、
「年齢のせいだから仕方ない」

いつの間にか、そう考える
自分がいたのです。

年齢のせいにして終わらせていた

年齢を重ねれば、
体に変化が起きるのは
自然なことです。

しかし、今振り返ると、
私は体の状態を知ろうともせず、
諦めていたのかもしれません。

心が苦しいときには、
その原因を考えようとする。

ところが、体が痛むと、
「もう年だから」と
考えることをやめてしまう。

それでいいのだろうか。

私にとって、この疑問は
自分の体への向き合い方を
変えるきっかけになりました。

自分の体について学び始めた

私は独学ではありましたが、
筋肉や体の仕組みに
関心を持つようになりました。

その中で、筋肉の緊張や
血流、体の痛みなどに
関係があることも知りました。

それまで私は、体の不調を
深く考えることなく
受け入れていたのです。

もちろん、体の痛みには
さまざまな原因があります。

筋肉だけが原因とは限りません。

それでも、体の仕組みを
知ろうとしたことで、
自分の体に対する考え方が
少しずつ変わっていきました。

マッサージに加えてストレッチも習慣に

仕事を終えてからの
軽いマッサージに加え、
ストレッチにも意識して
時間を使うようになりました。

体の状態に目を向けながら、
自分なりに取り組む毎日。

すぐに大きな成果を
求めていたわけではありません。

それよりも、今まで
見過ごしていた自分の体を、
もっと大切にしたかったのです。

心の問題に向き合うように、
体にも目を向けていく。

そんな習慣を、少しずつ
日々の生活に取り入れました。

些細な痛みが消えて感じた変化

習慣を続けていくうちに、
私の体には変化がありました。

それまで感じていた
些細な体の痛みが、
気にならなくなったのです。

私の場合は、
小さな痛みが消えたことで、
以前よりも目の前のことに
しっかり向き合えるように
なったと感じています。

体の不調が気になると、
どうしても意識が
そちらに向いてしまいます。

けれども、痛みを
気にしなくてよくなると、
取り組んでいることにも
集中しやすくなりました。

私にとって、これは
うれしい変化でした。

ただし、マッサージや
ストレッチですべての痛みが
解決するわけではありません。

私が経験した変化も、
すべての人に当てはまるとは
限らないのです。

体の小さなサインを見過ごさないために

私が今回の経験から
大切だと思うようになったのは、
自分の体に関心を持つことです。

例えば、仕事や家事を終えたとき。

今日はどこが疲れているのか。

普段とは違う痛みはないだろうか。

少しだけ、自分の体に
問いかけてみるのも
よいかもしれません。

① 体の状態に目を向けてみる

体の不調を感じたとき、
すぐに年齢のせいだと
決めつけないこと。

いつから痛むのか。
どんなときに気になるのか。

そんなことを確認するだけでも、
自分の体を知るきっかけに
なるのではないでしょうか。

② 自分に合ったいたわり方を考える

私の場合は、マッサージや
ストレッチが日々の習慣に
なっていきました。

しかし、人によって
体の状態は異なります。

休息を取ることが必要な人も
いるかもしれません。

無理のない範囲で体を動かすことが
合う人もいるでしょう。

ストレッチをする場合も、
痛みを我慢して伸ばすのではなく、
心地よい範囲にとどめることが
大切です。

③ 痛みを我慢し続けない

年齢によるものだと思っていても、
別の原因が隠れている場合も
あります。

強い痛みや長引く痛み、
いつもと違う症状がある場合は、
医療機関に相談することも
自分を大切にする行動です。

すべてを自分だけで
解決しようとする必要は
ありません。

心と同じように、体も大切にしたい

以前の私は、
自分の心を見つめ直すことに
一生懸命でした。

言葉を学び、読書を習慣にし、
自分自身の問題と
向き合おうとしていました。

しかし、その一方で、
毎日働いている自分の体には、
十分に目を向けていなかったのです。

足のけだるさも、背中の痛みも、
年齢のせいだと諦めていました。

そんな私が体について学び、
いたわる習慣を始めたことで、
自分の体を大切に思う気持ちが
以前よりも強くなりました。

今では、心と体はどちらも
大切に向き合っていきたい
存在だと考えています。

年齢を重ねることを
止めることはできません。

でも、これからの自分の体を
どう大切にしていくかは、
考えることができます。

もし今、あなたも体の不調を
「もう年だから仕方ない」と
諦めているのなら、
一度だけ考えてみてください。

「私は最近、自分の体を大切にする時間を持っていただろうか?」

その問いかけが、
これからの自分自身を
いたわるきっかけになれば、
うれしく思います。

参考資料

厚生労働省 e-ヘルスネット「ストレッチングの効果」

厚生労働省 e-ヘルスネット「ストレッチングの実際」

英国NHS「Back pain」:背中の痛みと受診の目安